第19回日本プライマリ・ケア連合学会九州支部総会・学術大会の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。九州支部は、九州・沖縄各県で持ち回りで年に1回の総会を行ってきました。今回、福岡県支部が幹事県として、令和7年1月11日と12日の両日、九大病院百年講堂で開催いたします。
今回のテーマは「対話と共創のプライマリ・ケア:お互いを尊重する豊かなコミュニティを創るために」といたしました。
本学会は、プライマリ・ケアおよび総合診療を、患者さんを多角的に診ること、家族や生活背景まで診ること、地域全体を診ることとして地域に根ざした活動を行っています。医学系の学会としては、医師のみならず多職種協働を積極的に行ってきたのが特徴です。今回の総会・学術大会でも、医師、看護師、薬剤師などの医療職が協働して九州の健康問題にどのように取り組んできたのか、今後の展望はどうあるべきか、多角的に討議する企画を多数用意しています。将来を担う学生主体の企画もあり、市民公開講座も予定しています。
感染症対策には気が抜けない毎日ですが、対面でのつながりの重要性も感じる2日間にしたいと思っております。皆様のご参加をお待ちしています。