日本プライマリ・ケア連合学会 第19回九州支部総会・学術大会

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本会のオンライン参加(ライブ)は基調講演(市民公開講座)1~3、大会長講演のみです。それ以外はすべて現地開催だけです。後日のオンデマンド(動画)視聴はありません。

※参加登録および参加費支払いを完了された方には、会期前にWeb視聴のURLをお知らせいたします。

日程表(PDF)

1月11日(土)

開会式

13:30~13:50

中ホール1・2

役員会

15:30~16:50

会議室2

基調講演1(市民公開講座)

14:30~15:30

大ホール

患者と医療者が協働できる医療

演者:山口 育子 先生 ささえあい医療人権センターCOML(コムル)理事長

▼詳しくは https://pcare19k.secand.net/lecture.html

インタラクティブセッション1

14:00~15:20(80分)

中ホール1・2

集まれ!福岡診断道場ッ。

企画概要

総合診療・家庭医療の領域では、診療所の外来や在宅、総合病院の外来や救急などさまざまなセッティングで鑑別診断のスキルが試されます。今回はそんな総合診療・家庭医療ならではの診断スキル教育について、COVID-19罹患後の謎の頭痛、繰り返す失神など2例について、現役の専攻医の発表と、熟練の指導医のガイドによるデモンストレーションを行い、会場のみなさまともやりとりをしながら真の診断・病態の判断に迫りたいと思います。ぜひご参加ください!

対象

学生、初期研修医、専攻医、診断の指導に興味のある指導医

講師

福岡大学病院総合診療部 吉田 圭希、奥津 翔太

飯塚病院総合診療科 太田 宜宏、大内田 良真

コメンテーター

頴田病院 高橋 啓悟

白十字病院 最勝寺 佑介

インタラクティブセッション2

14:00~15:20(80分)

会議室1

地域で実践する医学生教育~若手指導医の役割も含めて~

企画概要

医学生の地域医療実習の課題と解決策を探るワークショップです。参加者は実習の現状や課題を共有し、Residents as Teachers(Rats)と長期滞在型臨床実習:Longitudinal Integrated Clerkship(LIC)の話題を交えつつ、より魅力的なプログラムをつくるため、議論を深めていきます。

対象

臨床実習を受け入れている(受け入れを検討している)施設の医師

若手指導医(医療スタッフを含む)

参加人数

25名

企画責任者

富山大学附属病院第一内科 木戸敏喜

飯塚記念病院 小杉俊介

九州大学医学教育学講座 菊川誠

インタラクティブセッション3

14:00~15:20(80分)

会議室2

ナラティブ・アプローチを家庭医療診療に活かす

企画概要

患者が抱える苦悩は生物医学的な問題に由来するとは限らない。未分化な問題、検査で異常がない症状、多疾病罹患状態、緩和ケアなどにおいては、生物医学的な視点からの還元主義的アプローチでは有効なケアが難しく、ナラティブ・アプローチが必要になる。この企画では、ナラティブ・アプローチをプライマリ・ケアに実装するための方法であるConversations Inviting Change (CIC) を紹介し、その実践について経験してもらう。

企画責任者

まどかファミリークリニック 加藤光樹

シンポジウム1

15:30~16:50(80分)

中ホール3

高齢者の自動車運転に関わる専門分野横断的な検討

企画概要

高齢者は加齢に伴う認知機能の低下や脳血管障害等の合併により、高度な認知・判断や精緻な操作が必要な自動車運転の能力が保たれているか、本人のみでなく家族も含めて不安に感じながら運転を継続するかの判断を迫られる。
一方で、運転機能が保たれているかを判断する側の医師も運転機能評価の方法や診断書の記載に不慣れなことも多く、評価を行うことの困難さを感じることもある。さらに脳血管障害の場合は機能評価を行う必要があるが、認知症の場合は認知症診断により運転可否が判定されるという制度上の紛らわしさも、医師側の負担となっている。
高齢者の自動車運転は社会的な問題になっているが、実際にはプライマリ・ケア、リハビリテーション科、老年医学、精神科等がそれぞれ独自に活動を行っており、情報や運用の統合を行うことが期待される。
上記関連学会に所属し、研究・診療を実践している第一人者による意見交換を行い、各団体の役割や連携の方法を明確化させる。

企画責任者

頴田病院 総合診療科 赤岩 喬

演者

小波瀬病院 リハビリテーション科・産業医大リハビリテーション医学 加藤 徳明

福岡国際医療福祉大学 医療学部 言語聴覚学科 教授 堀川 悦夫

飯塚記念病院 副院長 精神科 中村一太

ハンズオンセミナー1

15:30~16:50(80分)

会議室1

多職種で地域で足をみる初めの一歩

企画概要

最大のCommon diseaseである運動器疾患、その運動器の土台である足を先生は見ていますか?糖尿病など末梢動脈疾患のリスクが高い方は足を診るべきと分かっていても、靴下を脱がしてまで見るのはハードルがあります。足は血管障害以外にも、運動器による痛み・しびれや皮膚・爪トラブルもあるため、一つの科だけでは対応しきれず、医師以外にも看護師・理学療法士・介護士などとの多職種連携が欠かせません。
本セッション企画では地域で足を診れるよう多職種連携に取り組んでいる医師・看護師を招聘し、足病の基本的な診かたを紹介した上で、参加者同士で足を評価し合い、足病の根本原因であるアライメント評価をできるようにします。また看護師や理学療法士などとの多職種連携の実例を紹介し、各地域の多職種で実践的に足を診る工夫を伝えます。足の問題の早期発見・早期対策を促し、地域住民のQOL向上や健康寿命の延伸を目指します。

企画責任者

下甑手打診療所所長 室原 誉伶

登壇者名

座長:大脇 哲洋
(鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科 離島へき地医療人育成センター センター長、地域医療学分野 教授)

プライマリ・ケア医にこそ足病を

※足病のニーズ、自分の失敗症例、介護施設からの相談エピソード

演者:室原 誉伶(下甑手打診療所所長)

足病の診察、評価方法

※足の診察、アラインメント評価、巻き爪などの原因、ペアで診察練習

演者:岡部 大地(ジャパンヘルスケア 代表)

足病と多職種連携

※巻き爪、爪肥厚、白癬などコモンな疾患への対応、医師と看護師、介護士の連携、

保険診療と自費診療の組み合わせ

演者:野崎 美香 (フットケア指導士、看護師、奄美フット代表)

1月12日(日)

基調講演2(市民公開講座)

10:00~11:00

大ホール

地方民間病院は地域の拠り所であれ

演者:横倉 義典 先生 社会医療法人 弘恵会 ヨコクラ病院 院長

▼詳しくは https://pcare19k.secand.net/lecture.html

大会長講演

12:00~12:50

大ホール

対話と共創のプライマリ・ケア ー離島医療・地域医療から学んだことー

演者:本村 和久 日本プライマリ・ケア連合学会 福岡県支部長

基調講演3(市民公開講座)

13:00~14:00

大ホール

九州地方のDPCデータに基づく今後の医療展望とプライマリケアの果たす役割

演者:松田 晋哉 先生 産業医科大学医学部 公衆衛生学教室 教授

▼詳しくは https://pcare19k.secand.net/lecture.html

インタレストグループ1

8:10~9:00(50分)

中ホール3

離島医療を語ろう

企画概要

離島医療に携わる医療従事者や関係者が集まり、現状や課題を共有し、具体的な改善策や今後の方向性を模索するための意見交換を行います。地域ごとに異なる課題について参加者同士で意見交換を行い、全体で成果を共有します。ネットワーキングを通じて現場での連携を強化し、今後のサポート体制を築くことを目指します。

企画責任者

沖縄県立中部病院 総合診療科 渡口 侑樹

講演1

9:10~10:30

中ホール1・2

オーバードーズ 若者の生きづらさと市販薬依存

演者:宇佐美 貴士 先生 肥前精神医療センター

市販薬は薬局やインターネットでも購入可能な便利な医薬品であり、日常生活に欠かせない存在となった。精神科病院を対象にした薬物関連精神障害の実態調査によると、そのアクセスのよさのデメリットなのか、薬物関連精神障害の中で市販薬依存の割合が年々増加し、若者や特に女性に多いという調査結果がある。彼らはなぜ市販薬に依存してしまったのだろうか?気持ちよさに溺れてしまったのだろうか?答えはそうではない。生きづらさへの対処として市販薬を生き延びるためのドーピングに用いているのだ。病院調査の結果からわかる市販薬依存のわが国の現状と、依存の背景にある心理社会的な問題について発表したい。

講師プロフィール

2013 九州大学精神科入局
2015 福岡市精神福祉センター
2018 国立精神・神経医療研究センター病院(薬物依存症治療センター所属)
2021 福岡県立精神医療センター大宰府病院
2022 北九州市精神保健福祉センター
2024 肥前精神医療センター

企画責任者

サンキュードラッグ 綱田英俊

講演2

10:40~12:00(80分)

中ホール1・2

日常生活を起点とした漢方診療 〜プライマリ・ケアのために〜

演者:坂本 篤彦 先生 福岡大学病院総合診療科

本講演では、日常生活を起点として、患者の漢方医学的な評価(寒熱・気血水)と、それを漢方診療に繋げていく方法について解説します。
この漢方診療のアプローチを理解することで、プライマリ・ケアと漢方医学の思想に共通点があることが直感的に明らかになるでしょう。漢方医学の哲学的な部分や、近現代におけるその変遷を掘り下げることで、実際に大きな共通点が存在することをお示しします。
現在、漢方は医療現場に広く浸透していますが、多くの場合、分野別の症状を起点とした対症療法として用いられています。日常診療で出会うちょっとした症状には便利でしょう。しかし、それでうまくいかなかった場合、または、きつくて/痛くて動けない、仕事に行けない、学校に行けない、などといった大きな困りごとで現代医学では解決できない場合にはどうでしょうか。私は、患者の日常生活に基づいた診療こそが、漢方の真髄を発揮し、患者に最大の利益をもたらすものと考えています。
今回は、その実践的な方法論を、実際の症例を交えながらお話します。患者の日常生活に積極的に関わるプライマリケアの場で、日常生活を起点とした漢方診療を、全人的医療の一部として活かしていただけることを期待しています。

講師プロフィール

経歴
1999年 九州大学医学部卒業
九州大学病院呼吸器内科研修医
2000年 新日鐵八幡記念病院研修医
2001年 松山赤十字病院呼吸器センター専攻医
2003年 新日鐵八幡記念病院呼吸器内科
2006年 国立病院機構小倉医療センター呼吸器内科
2015年 社会医療法人原土井病院総合診療科
2019年 福岡大学病院東洋医学診療部
2021年 福岡大学病院総合診療科
現在に至る

(主な専門分野)
和漢診療学、臨床治療学、病院総合診療、感染症学

(主な学会)
日本東洋医学会漢方指導医
日本病院総合診療医学会認定医
日本内科学会総合内科専門医
日本感染症学会指導医
日本呼吸器学会指導医

司会

福岡大学病院総合診療科 教授 鍋島 茂樹

企画責任者

福岡大学病院総合診療科 奥津 翔太

インタラクティブセッション7

13:00~14:20(80分)

中ホール1・2

効果的なフィードバックを現場で実践せよ!

企画概要

フィードバック(以下FB)は医学教育において極めて重要な要素であるが、その効果的な実施は難しい。構成主義の観点から、FBは教育者と学習者の共同体の相互作用で構築されていくものと捉えられる。FB技法にとどまらず、文化や環境、指導医と学習者の関係性を理解することで効果的なFBの実践につながる。
今回は、総合診療・家庭医療専門領域の専攻医や指導医を対象に、我々のFD(Kyushu-Home & Away Nine-Days Faculty Development Fellowship: K-HANDS-FDF)の1セッションとして実施しているFBのセッションを体感していただく。FBについての簡単なレクチャーとSBIN(Situation, Behavior, Impact, Next step)を整理したFB技法を紹介し、臨床現場に近いシナリオをもとにしたロールプレイによるコミュニケーションや態度能力の獲得をねらいとする。

企画責任者

社会医療法人敬愛会 中頭病院 與那覇 忠博

講演3

10:40~12:00(80分)

中ホール3

「対話」と「コンパッション」のコミュニティづくり

演者:竹之内 裕文 先生 静岡大学 未来社会デザイン機構(企画推進本部) 教授

講師メッセージ

「この度は、日本プライマリ・ケア連合学会第19回九州支部総会・学術大会の講演にお招きいただき、ありがとうございます。大会テーマ「対話と共創のプライマリ・ケア おたがいを尊重する豊かなコミュニティを創る」に胸を躍らせています。わたしのこれまでの活動やそれを支える思想と共鳴するものを感じるからです。わたしは、おたがいを尊重し、助け合うコミュニティを築くため、さまざまな活動を進めてきました。その両輪となるのが「対話」と「コンパッション」です。今回の講演では、コミュニティ形成の試行とアイデアをみなさんと共有し、「対話」と「コンパッション」の可能性を掘り起こしたいと願っています。
地域に根ざして、保健医療福祉の活動に従事されるみなさんと、福岡というわたしにとっても縁の深い土地でお会いできるのを楽しみにしています。

講師プロフィール

静岡大学未来社会デザイン機構副機構長、農学部・創造科学大学院教授。専門分野は哲学・死生学。「対話」と「コンパッション」を柱に、国内外で幅広く活動している。
死生学カフェ、哲学塾、風待ちカフェ、CC(コンパッション都市・コミュニティ)連絡会、対話・ファシリテーション塾を主宰する。また松崎町(西伊豆)のまちづくりアドバイザーとして「コンパッションタウン」の実現に力を傾け、日本コンパッション都市・コミュニティ連合(仮称)の創設準備を進めている。
2024年7月にはコンパッション・コミュニティUK(CC-UK)の年次大会に招待され、10月にはパブリックヘルス・緩和ケア・インターナショナル(PHPCI)でワークショップを実施する。
『死とともに生きることを学ぶ 死すべきものたちの哲学』(ポラーノ出版)により第14回日本医学哲学・倫理学会賞を、研究発表「『死』は共有可能か? ハイデガーと和辻との対話」により第8回ハイデガー・フォーラム渡邉二郎賞を受賞。

企画責任者

暮らしの保健室in若松代表/福岡女学院看護大学非常勤講師 杉本 みぎわ

インタラクティブセッション8

13:00~14:20(80分)

中ホール3

KOPe 100回記念『ポートフォリオフェスティバル』

企画概要

2016年から始まったオンライン勉強会ですが、今回100回目を迎えるにあたって、現地開催としました。「専攻医に優しい九州へ」を合言葉に、家庭医療学や総合診療、プライマリ・ケアに興味があり、九州にご縁のある医師らとつながり、学び、学びを深める場となっています。主な対象は、沖縄を含めた九州地区の専攻医です。ともに支援する指導医や地域の医師やご興味のある学生、初期研修医のみなさまにもご参加いただけます。

企画責任者

KOPe事務局 (Kyusyu & Okinawa Portfolio e-learning)

インタレストグループ2

8:10~9:00(50分)

会議室1

災害時の亜急性期以降におけるプライマリケア医療者の役割と
PCATの活性化に向けて

企画概要

日本は災害大国であり、災害時の医療支援体制の整備は急務である。特に、災害発生直後の急性期を経た亜急性期以降のフェーズでは、被災地域における慢性的な健康問題や心理的ケア、地域社会を巻き込んだ継続的な治療が重要となり、総合診療医や家庭医療医などプライマリケアに従事する医療者の果たす役割は大きい。地域包括的な視点を持つこれらの医療者は、被災者の長期的な健康維持や生活支援に大きく寄与することができる。
本シンポジウムでは、日本プライマリ・ケア連合学会が保有する災害時医療支援チーム「PCAT」の活動を、特に九州地域においてどのように活性化させるかについて検討する。プライマリケア医療者が災害後の亜急性期から慢性期においてどのように地域医療に貢献できるか、またDMATとの連携の在り方についても検討する。実際の活動事例を紹介し、実践的な知見を共有することで、災害医療におけるプライマリケアの重要性を再確認したい。

企画責任者

増田 真吾(長崎大学病院 感染症内科)

山梨 啓友(長崎大学病院 総合診療科)

登壇者名

吉田 伸 (頴田病院 総合診療科)

安田 雄一(頴田病院 総合診療科)

ハンズオンセミナー2

9:10~10:30

会議室1

地獄のクリニック

企画概要

医療現場の無理難題をAIと一緒に解決!?超ブラックなクリニックを舞台に、生成AIの実践的な業務活用法を体験。院長や上司からの理不尽な要求に、最新のAIツールで立ち向かう。明日から使える問題解決スキルが身につく体験型

企画責任者

コネクト合同会社CEO・健和会大手町病院 感染症内科 山口 征啓

インタラクティブセッション5

10:40~12:00(80分)

会議室1

世代を超えて語ろう!!しくじり経験談から学ぶ未来

企画概要

私たちは世代や職種に関係なく“しくじり”を経験し、乗り越えていくことで成長していきます。しかし普段そのことにスポットが当たることはありません。“しくじり”にこそ困難を乗り越え成長していくためのヒントが隠されているはず...そんな思いから今回のワークショップを企画しました。世代間や職種間を超えて様々な人とその経験を共有するからこそ、新しい視点や価値観に触れる機会にもなると考えています。
今回、成長真っ只中の研修医・専攻医世代からの“しくじり”エピソードを皮切りに、参加者の皆様と様々な経験を持ち寄って話すことができればと思います。年齢や職種に制限はありません。事前準備は必要ありません。是非お気軽にご参加いただければと思います。

企画責任者

九州支部教育研修委員会 飯塚病院/頴田病院 山本 幸近

発表者・ファシリテーター

大分県立病院 初期研修医 西郡椋也

飯塚病院/頴田病院 土田紗愛

飯塚病院/頴田病院 吉岡志保

唐津市民病院きたはた/唐津市総合診療教育センター 松尾絹子

企画サポーター

熊本大学病院 地域医療支援センター 髙栁宏史

インタラクティブセッション9

13:00~14:20(80分)

会議室1

プライマリ・ケアにおける臨床研究ネットワーク

企画概要

プライマリ・ケアの臨床現場で研究活動をするためには、臨床現場における労力の軽減や研究リソースへのアクセス改善が必要である。プライマリ・ケア研究を支援する体制として臨床研修ネットワーク(PBRN: Practice-Based Research Network)がある。これから研究活動に関わりたいと考えている医療者が臨床研究ネットワークを形成し、研究に参画しやすい環境を作るためにPBRNの現状を共有し、研究活動の一助にしたい。今回は、長崎のROEN-PBRN(ROEN: Research support organization expanding from Nagasaki)の形成過程を例にとり、PBRNの始動にあたってどのような準備や活動から始めるかに焦点を当てる。

企画責任者

山梨 啓友(長崎大学病院総合診療科)

登壇者名

1. 山梨 啓友(長崎大学病院 総合診療科、総合感染症科)

2. 本多 由起子(京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻社会疫学分野)

3. 中山 史生(なかやま内科クリニック)

4. 上原 隆(長崎大学病院 総合診療科)

5. 濵田 航一郎(長崎大学病院 総合診療科)

6. 増田 真吾(長崎大学病院 総合感染症科)

インタレストグループ3

8:10~9:00(50分)

会議室2

国境を越えた地域医療支援

企画概要

SDGsには「すべての人に健康と福祉」が掲げられています。実現には、全ての人々が適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関わるサービスへのアクセスが欠かせません。グローバルな視点では国や地域により十分な医療サービスが受けられない格差を解消する目的が国際医療です。国内に目を向けると離島やへき地のなど医療過疎地でも、程度の差はあれこれらの格差解消のために知恵を絞っています。このように国際医療と国内の離島やへき地を対象とした地域医療には共通点があり、そこではプライマリ・ケアが重要です。Think Global Act Local Glocalな視点でお話ししてみませんか?

企画責任者

中桶 了太 国民健康保険 平戸市民病院

インタラクティブセッション4

9:10~10:30(80分)

会議室2

「~写真から対話で紡ぐ~ナラティブを実践してみよう」

企画概要

PCsは Primay Care student の略称で、全国の多くの学生・医療従事者にはたらきかけ、各地方で気軽に来られる支部勉強会をいくつも開催しています。
北海道、東北、関東、中部、関西、中国四国、九州支部が存在しそれぞれ地域ごとに独自の勉強会や企画運営をおこなっています。今回は、九州支部PCsが、ある患者さんに関する写真をもとに、患者さんの生活や家族構成、ライフストーリーなどを推測し、患者さんに対するアプローチや家族ケアを提案します。

企画責任者

日本プライマリ・ケア連合学会 九州支部PCs

インタラクティブセッション6

10:40~12:00(80分)

会議室2

医歯薬看合同企画 症例検討ワークショップ・討論

企画概要

症例検討WS討論。外来に来られるような症例を提示。そこから多職種の視点から問題点を抽出し、どのような対応をしていくことで患者のQOLを上げられるかを検討する。

企画責任者

みずどり歯科医院 森谷 圭介

インタラクティブセッション10

13:00~14:20(80分)

会議室2

みんなで考えよう「多職種連携」

企画概要

医師、看護師、薬剤師、管理栄養士を志す学生によるカンファレンスです。同じ立場の学生同士が互いの意見を交わし、学び合う場を設けることで、実戦経験がなくとも、プライマリ・ケアの理解を深め、将来の医療従事者としての意識向上につながる貴重な機会になると考えます。4職種(医師、看護師、薬剤師、管理栄養士)で事例について、各職種が役割分担をしながら患者の社会的・心理的背景を理解し、生活習慣の改善や薬物管理、運動療法などについて協力して改善を目指すディスカッションです。事例として、基本情報、主訴、既往歴、病歴、内服薬、身体所見、検査値等を提示します。チームで、治療方針を共有し患者さんの行動変容を促しましょう。

企画責任者

暮らしの保健室in若松代表/福岡女学院看護大学非常勤講師 杉本 みぎわ

サンキュードラッグ 綱田 英俊

抄録集(PDF)

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